精油考|ネロリ

精油名:ネロリ

学名:Citrus aurantium

科名:ミカン科

産地:イタリア・フランス・モロッコ など

抽出部位:花

抽出法:水蒸気蒸留法

ネロリ精油はビターオレンジ(スイートオレンジとは別種)の花から抽出する精油です。画像の花と似ていますが、画像は我が家のレモンの花です(Citrus limon’lisbon’)。今年は花芽がたくさんあって、3日くらい前から開花してとてもいい香りを漂わせています!少し苦みのある香りです。昨年、広島の大崎下島で甘夏(Citrus natsudaidai)のフラワーウォーターの蒸留体験に行きましたが、同じミカン科なので花は同じような形態で香りも似ています。

精油の香りはローズとは異なり、甘さはあまり感じず、スッキリとして苦みのある凜とした香りです。古代中国ではこのネロリの花を油脂に入れて入浴時に芳香剤として使っていたとのこと。ヨーロッパでもネロラ公国の公妃が好んで使っていたり、オーデコロン(ケルン水4711)のベースに使われていたりと長い間愛されている香りです。

成分としてはリナロール、リモネン、酢酸リナリルをはじめとして400種以上を含んでいます。微量ですがジャスミンAbs.に含まれるインドールやジャスモンも含まれていて、その複雑な成分がネロリ精油の素晴らしい特長を決定づけているのですね。

身体的には交感神経を落ち着かせるので、睡眠が上手くいかない方、頭痛、めまい、月経前緊張、更年期の不定愁訴などに役立ちます。痙攣を鎮めるので下痢にも有益です。皮膚細胞成長を促すのでスキンケア(ネロリ精油のベルガプテン)にも使われます。妊娠時に使える数少ない精油で、ストレッチマーク(妊娠線)予防にも!心に対しては、幸福感を味わえる精油なので、不安やストレスを軽減させてくれることが期待できます。ショックを受けたあとの回復に。平和な感情をもたらします。

どの花精油も同じですが、花の採取は開花直後に手作業で摘むので大変な作業です。1㎏の精油を抽出するのに1000㎏の花を必要とする為、高価な精油のひとつです。なかなか手のでない精油ですが、植物で花の香りを是非楽しんでください。画像の我が家のレモンも鉢植えです。それほど病害虫もありません。あっ!キアゲハの幼虫が葉を食しますが・・・一鉢4000円くらいで購入できると思います。花の香りを楽しめて、実も味わえます。是非 素晴らしい香りを楽しんでください!! もちろんサロンにいらして香りを楽しむことも出来ますよ!お気軽にお声をおかけくださいね♥

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