精油考|イランイラン

精油名:イランイラン

学名:Cananga odorata

科名:バンレイシ科

産地:マダガスカル・レユニオン島 他

抽出部位:花

抽出法:水蒸気蒸留法

イランイラン 面白い名前の精油なので一度聞くと忘れませんね。この呼称はマレー語の「アランイラン」に由来していて「花の中の花」という意味を持ちます。植物としては、6メートル~10メートルくらいに成長します。花色がピンク・藤色の種類もあるそうですが、黄色花の精油の品質が良いとされます。熱帯の植物なので、鹿児島でも栽培できる!!と思い購入しましたが、注意書きに”真夏の暑さに弱いので室内に入れて・・・”とあるのに驚き販売元に電話してみました。すると”ジャングル等に生息するので、日本のアスファルトの照り返しなどに弱い”とのことで、鉢を真夏は木の下に、冬は部屋の中に移動しております。鹿児島では今の時期(7月)に花芽がどんどん大きくなります

秋に近づくと緑から黄色になり 特徴的な香りを放ちます

イランイラン精油は甘く濃厚な香りが特徴です。イランイラン精油の香りは好き嫌いがはっきりわかれるように思います。好きな人は本当に好きですよね~ イランイラン精油の恩恵を受けたいけれど香りが重たすぎる・・・と感じる場合はベルガモットなどと組み合わせると少し軽くなるかもしれません。(ベルガモットを使う際はベルガモットの記事の注意書を参照してみてください

成分は、リナロール、ゲラニオール、酢酸ベンジルなどが含まれていて、ラベンダー、ローズ、ジャスミンの花精油のいいとこどりみたいな成分です。『リナロール』はラベンダーなど、『ゲラニオール』はローズなどに含まれ「抗菌作用」「鎮静作用」をもたらします。『酢酸ベンジル』はジャスミンなどに含まれ「興奮・強壮作用」をあらわします。『パラクレゾールメチルエーテル』という『フェノールエーテル類』の成分を含んでいます。「抗菌・殺菌作用」「痙攣を抑える作用」を発揮する成分です。私が気になったのはクレゾールというところ。クレゾールって消毒薬ですよね。実は常々イランイラン精油を嗅ぐと、甘く濃厚・・・というよりは薬品っぽく感じておりました。化学の専門家ではないので調べた中でわかったのは、クレゾールには3つの構造異性体がありパラクレゾールの構造図とパラクレゾールメチルエーテルの構造図は似ているということ、なので香りも似ているのでは・・・(大ざっぱでスミマセン、あくまで私論ですよ~)私はイランイラン精油の成分の中でこの消毒薬っぽい香りを感じるときが多いのだろうな・・・という結論に達しました*気になる方は「パラクレゾール」はWikiに出ております、「パラクレゾールメチルエーテル」はコチラを参考に

私がお客様にイランイラン精油をすすめる時は、『緊張しないでいい場面で壁をつくってしまって、楽しめていないのでは?』と感じるときです。心身ともに壁をとっぱらってリラックスできる精油とされています。興奮して高くなった血圧を下げるのにも適しています。関連して「イライラ」や「怒りを鎮める」のにも良さそうです。痙攣を抑えてくれるので、「月経痛」などにも使えますね。皮脂分泌を調整してくれるといわれるので「スキンケア」用品にも使われるようです。

先日のお客様の精油選びの際 「今日はどうしましょうか?」と精油箱を開けた時に、お客様が「イランイランかな~」とつぶやかれました そして「開けた瞬間にイランイランが香ってきて・・・いつもはそんな事ないのにイランイランが嫌じゃない・・・必要なのかな~と思って」と続けられました。こんな事よくあります。無性に何かが食べたくなるのと似ていると思います。身体が欲しているものを、自然と選ぶように出来ているんですね。本当に人間ってスゴイな!とこのような場面でいつも思います。

是非 精油を購入する際は 実際に精油を嗅いで、自分の身体や心の声に耳をかたむけ、選んでみてくださいね!

 

 

 

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