精油考|サンダルウッド

精油名:サンダルウッド

学名:Santalum album(インディアンサンダルウッド)

Santalum spicatum(オーストラリアンサンダルウッド)

科名:ビャクダン科

産地:(インディアンサンダルウッド)インド・インドネシア・スリランカ

(オーストラリアンサンダルウッド)オーストラリア

抽出部位:心材

抽出法:水蒸気蒸留法

お香に使われる『ビャクダン』です。深呼吸をするように嗅ぐと 徐々に少し甘さを感じる木の香りがして 鼻いっぱいに香りが拡がります。繊細な感じがしますね。香りが長続きするので保留剤として香水に使用されます。高木で、自分の根を他の木の根に沿わせて、そこから養分を得る 半寄生樹なのだそう。成長が遅く成熟に60年かかるそうです。建築用、家具用、薫香用などに使用されてきました。インドでは寺院でお香として、アーユルベーダ医学でも使われてきた歴史があります。

『サンダルウッド精油』は セスキテルペンアルコールである『サンタロール』という成分が90%近く占めます。特筆すべきは【下垂体と内分泌系への調整作用】です。ストレスホルモンなどを穏やかに調整します。例えば、頭を使いすぎている時などには、頭に上がっているエネルギーを下げて、全体のバランスをとります。ゆっくり自分と向き合う時などに有効なので、瞑想時によく使われますね。肉体・精神・心を統合してくれると言われます。ただし、『うつ状態』の方が『サンダルウッド精油』を使いすぎると、かえって落ち込むことも考えられるので、専門家と相談してください。

『サンダルウッド精油』は【抗菌消毒作用】に優れているので、のどの痛み・気管の炎症などに有効です。膀胱炎に有効であるといわれていますが、まずは医師の治療を受けましょう。その上で、予防として使用してみてください。使用方法は専門家に相談しましょう。

乾燥して硬くなった肌を柔らかくして潤す【エモリエント作用】が期待できますので、スキンケアのクリームなどに使用するのがオススメです。男性にも好まれるようなので、アフターシェーブローションとして使用すると、炎症を抑えてくれ香りも楽しめます。

『サンダルウッド精油』は、香りが残る精油です。経験上 ディフューザーで使用すると、使用後洗ってもなかなか香りが消えず 他の精油を芳香させても、どこかにサンダルウッドが香っている状態になりますので ご注意を! 芳香で使用する場合は スプレーを作成した方が 万が一の時に気がラクですね(スプレー容器は100円~200円位で購入できますから・・・)

【研究データ】『サンダルウッド精油』の成分である『α-サンタロール』はメラニンを生成する酵素チロシナーゼに対して活性阻害作用があることがわかっています。詳細はコチラ

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