またまた 『量子力学で生命の謎を解く』著:ジム・アリ・カリーリ&ジョンジョー・マクファデン から
この本は量子力学の本なので さらに嗅覚の歴史的発見から発展します
匂い物質と受容体との相互作用において量子力学が果たしている役割を解明できれば より効果的な薬剤の設計につながるだろうとしています
形状説からは匂い分子の形とその匂いとのあいだには何らかの関連性があるはずだと予想できますね。形が似た分子どうしは似た匂いがして 形がまったく違うとかけはなれた匂いがするはずだと・・・。
化学者マルコム・ダイソンは生き残るには鋭い嗅覚が必要だと考え 匂いの性質について研究しますが 前述の分子の形と匂いの間にはっきりした関連性がないような結果が出てしまいます。これは今でも香料製造にとって大きな問題なんだそうです。
この後も難しい話が続き 自分で文章にするには限界ですので 興味のある方はぜひ本を手にとってみてくださいね
ざっと読んだ感想としては 自然界の香りを化学物質として合成するのは難しいのだろうなと。そして 本当に必要なのかな とも思いました。