精油考|フランキンセンス

精油名:フランキンセンス

学名:Boswellia carteri (Boswellia sacra)

科名:カンラン科

産地:エチオピア・ケニア・ソマリア 他

抽出部位:樹脂

抽出法:水蒸気蒸留法

『フランキンセンス精油』にはいくつか別名があり、乳香やオリバナムといわれることもあります。暑く乾燥した土地に育ちます。

幹の表面を傷つけると樹脂が出てきて、空気に触れると固まります。古代エジプトでは、この固まったものを香として焚いて神事をおこなっていたそうです。精油はこの固まりを水蒸気蒸留します。

『フランキンセンス精油』の香りは他で嗅ぐことのない独特の香りだと思います。初めて嗅いだとき「ウムッ!何だこの香りは!!今まで似た香りとあったことがない」とビックリしたのを覚えています。吸い込むと鼻から脳に抜けるように身体に入ってきます。ローズマリーのようなスッとする香りの奥にレモンのような爽やかさを感じます。『新約聖書』の中で、黄金とミルラ(没薬)とともにイエス・キリストの誕生の際、捧げられた品物として有名です。

私の経験上 気持ちが落ち着き、物事に集中できます。古代に神事で使っていたのも頷けます。

『フランキンセンス精油』は、【呼吸器の不調】によいと書籍にあります。せきを鎮め呼吸をラクにしてくれるそうです。私自身もトリートメント時にクライアントに使用した際にこれを実感しています。

『フランキンセンス精油』はスキンケアによく使用されています。【収斂】や【抗炎症】を期待して使用するようです。自分でスキンケア用品を作る際はプラスしてみてもいいかもしれませんね。

【研究データ】

フランキンセンス精油が抗菌・抗真菌作用が強いとの研究結果がでています

研究論文へ(翻訳して読んでくださいね)

AEAJアロマテラピー検定 公式テキストP113より

 

 

 

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