精油考|ペパーミント

精油名:ペパーミント

学名:Mentha piperita

科名:シソ科

産地:イギリス・アメリカ、日本 など

抽出部位:葉

抽出法:水蒸気蒸留法

ペパーミントは日本でも、お馴染みのハーブですね。ガムや歯磨き粉の匂い、ケーキやアイスクリームに添えられたりよく見かけます。日本でも栽培できます。鹿児島の猛暑は苦手みたいなので夏場は、日陰に移動させます。繁殖力・交配力が旺盛なので、鉢植えの方がいいかもしれません。ペパーミントはウォーターミントとスペアミントの交配種です。

香りは、少し甘さを感じるのも特徴です。スーッとして爽やか、クールな印象、まさしくミント!これらはメントールによるもので、精油中の50%~80%にもなります。メントン(ケトン類)が多くなると注意が必要になります。この差は収穫時期にあるとも聞きます。微妙な成分項目が必要な場合は、成分分析表を取り寄せましょう。

花粉の時期になると注目される精油ですね。それはこの精油が『鼻づまり』に役立つといわれているからです。呼吸器の不調全般に有益です。炎症で鼻腔が塞がって呼吸がツラい時、ペパーミントを嗅ぐとスッ~と通ります。外出時はマスクスプレーなどで使ってみてください。睡眠時はジェルを胸のあたりに塗るのもオススメです。(濃度に注意です)

一番の使い道は『消化』です。消化管の平滑筋の緊張をほぐすので、嘔吐・下痢・吐き気に役立ちます。この延長線上かもしれませんが『乗り物酔い』の予防に使用されることもあります。

冷却作用もあるとされるので、血管拡張による『偏頭痛』で用いられます。ジェルを作って、こめかみ等につけると良いです。(濃度に注意です)

精神的には、『集中したい時』『気力が低下している時』『精神疲労』にもチカラを発揮します。脳をスッキリクリアにしてくれて集中できます!!

注意事項として、『妊娠時の使用は避けること』『濃度に注意すること』『粘膜・皮膚刺激があるので直接触れない』などいくつかあります!!トリートメントなど皮膚に塗布するより、香り嗅ぐ方法で使用することをオススメします。

うちのショップでも人気のある精油です。友人はこの精油を掃除に使っているので、友人の娘さんはペパーミントを嗅ぐと『掃除の匂い』と言うそうです(^_^;)

花粉症状真っ只中の現在、私も使用頻度が高くなるペパーミントでした!

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