図書館で装丁と題名で借りました
著者は植物分類学者の『牧野 富太郎』
1862年~1957年に生きた方の文章なので旧文体ですが
植物に関する愛情をヒシヒシと感じる本です
経歴が個性的で
『小学校中退 独学で植物学に取り組む』を貫いたそうです
名家の生まれなので、財力がなく・・・ではないようです
興味の趣くままに行動したようです
『興味のあるものに突き進む』ってすごいチカラです
もし 興味のある何かを見つけている方は
それを突き詰めて研究なり勉強すると面白いことになると思います
興味を持てるものに出会えない人もいる中
寝食忘れるくらい没頭できるものがあるのは幸せな事です
アロマテラピーを勉強していると
どうしても植物に興味がでますよね~
私のガーデニングへの興味もその延長にあります
その他植物の世界は研究すればするほど面白いことだらけです。もしこの世界に植物がなかったら、山も野原も坊主になりどんなにか淋しいでしょうし、そのうえ米、麦、野菜、果物、藻の食料品、着物の原料、紙の原料、建築材料、医薬原料すべて植物のお蔭でないものは一つもありません。あなた方も花を眺めるだけ、匂いをかぐだけにとどまらず、好晴の日郊外に出ていろいろな植物を採集し、美しい花の中にかくされた複雑な神秘の姿を研究していただきたいと思います。そこには幾多の歓喜と、珍しい発見とがあって、あなた方の若い日の生活に数々の美しい夢を贈物とすることでありましょう。
『牧野富太郎 なぜ花は匂うか』より
本当にこのとおりで、植物はあって当たり前のように感じますが、なければ私達の生活は立ち所に不便になってしまうのです
植物の神秘にもっと触れていこう!!と思ったのでした