精油考|ジャーマンカモミール

精油名:ジャーマンカモミール

学名:Matricaria chamomilla , Matricaria recutita

科名:キク科

産地:イギリス・エジプト・ドイツ・ハンガリー 等

抽出部位:花

抽出法:水蒸気蒸留法

カモミールは最も研究が進んでいる薬用植物の一つです。ヨーロッパでは昔から、常備薬として庭に植えられているそうです。精油は『ジャーマンカモミール精油』と『ローマンカモミール精油』とあります。植物を見ただけではあまり違いがないように感じますが、精油の成分的には大きく異なることを知っておきましょう。ジャーマンカモミールと呼ばれる植物の学名”recutita”は”反り返る”という意味があるように、ジャーマンカモミールは白い舌状花弁が反り返ります。

『ジャーマンカモミール精油』はブルーです。初めてみる時はビックリします!この色は『カマズレン』というセスキテルペン類を含んでいるためで、『ジャーマンカモミール精油』の特長といえる【消炎作用・痒みを抑える】成分です。このカマズレンは植物の時には存在せず、蒸留時に加熱されることで『マトリシン』という成分が『カマズレン』に変化するのだそう。

『ジャーマンカモミール精油』の香りは、濃厚な干し草のようで、薬草なんだな~と思う香りです。心がウキウキする香りではないので、香りを楽しむというよりは、成分を享受する使い方が多くなると思われます。

前出の通り【炎症を抑え、痒みを抑える】ので、【皮膚の痒み】に利用されることが多いです。【抗ヒスタミン作用】があるとされるので、ストレス過多によりヒスタミンが多く出てしまい痒みにつながるのを抑えることが期待できます。皮膚症状を抑えたい場合は、好みによって芳香蒸留水と合わせる、ジェル状にする、植物油とブレンドするなどして皮膚に塗布します。比較的優しい精油なので、子どもの肌ケアにも利用できます。

よくアトピー症状のある方から質問を受ける精油です。精油は医薬品ではないので、必ず痒みが抑えられるとは言えません。使用感・効果は本当に人それぞれです。でも昔からそして今も使われているのも事実です。精油での効果を実感するには”時間をかけてゆっくり”という気持ちで使ってみましょう。ですから急を要する場合は病院へ行ってくださいね。

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