精油考|ミルラ

精油名:ミルラ

学名:Commiphora myrrha (Commiphora molmol)

科名:カンラン科

産地:インド、エチオピア、ソマリア

抽出部位:樹脂

抽出法:水蒸気蒸留法

『ミルラ精油』は樹皮からでてくる樹脂を蒸留して得られる精油です。乾燥したスモーキーな木の香りがします。『新約聖書』の中でイエスキリストの誕生の際、『フランキンセンス』と黄金とともに捧げられてた品として有名です。

『ミルラ精油』の古くからの使われ方は、【呼吸器系の不調】でした。芳香浴などで取り入れると不調がラクになるといわれてきました。実際にスッと入ってくる香りなので深呼吸などがしやすくなると思います。その際に精油成分が体内に取り込まれるのでラクになるのかもしれません。

『ミルラ精油』のもう一つの使われ方は【皮膚の保護】です。抗炎症作用や抗酸化作用があるとされているのでクリームなどに入れて、かかとや手荒れに使うといいです。

【研究データ】

ミルラ精油を加えたものを塗布した後の肌から皮脂を採取して、紫外線をあて酸化を促す実験をしたところ、ミルラ精油に抗酸化作用があることが示唆されました

AEAJアロマテラピー検定公式テキストP118より

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『ミルラ精油』は乾燥しやすく固まりやすいので、少し使いづらいかもしれません。

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