感染予防策としてアロマテラピーを考える

新しい生活様式に慣れてきましたか?

マスク着用・ソーシャルディスタンス・帰宅後の手洗いうがい etc.

習慣となりつつありますね

今日は最新号の『aromatopia №160』の記事をご紹介します

予防に何が適切か?

アロマテラピーがインフルエンザウィルスの予防に良いという話はよくしてます

『ウィルスのエンベロープに精油の分子が容易に付着するので抗ウィルス活性を発揮できる』というものです

わかりやすく説明すると

『ウィルスに精油の分子がくっつきやすいので、くっつくと精油の成分がウィルス増殖を防いでくれる』

というわけです

新型コロナウィルス感染症の制御には、鼻腔・咽頭の粘膜感染を防ぐのが最重要という提言

インフルエンザウィルス及びコロナウィルスの感染から我々を守るアロマテラピーの可能性を提示していきたい

『aromatopia №160 P14』

感染症全般から身を守る方法で最重要なのが 鼻と喉からウィルスを入れない!ということです

だから『マスク着用・手洗いうがい励行』となるわけですね

最近メディアでもしっかり説明していますが、ウィルス自体は非常に微細ですが、多くの場合「飛沫」として飛ぶのでこの「飛沫」は粒子が大きく「マスク」で防ぐことが可能なのです

「うがい」だけだと実は鼻腔・上咽頭は洗えていないのです そこで『鼻うがい』です(私はうまくできないのですが・・・)片方の鼻から水や洗浄剤を入れて、もう片方の鼻から出すというものです、あまり普及していませんが原理的にうがい以上の効果が期待できると考えられています

使用できる精油は?

インフルエンザウィルスについてよく研究されているのが『ティトリー精油』『ユーカリ精油』等です

これらの精油は試験管内での研究で結果がでています

ヒトの呼吸器感染での明確な研究結果は見当たらないようです

研究者の方々は『その療法に感染予防効果がありそうだと、社会的に承認を受ける事が喫緊の課題』と考えているようです

使用法は?

こうみてくると『うがい』『鼻うがい』に精油を使いましょうとなるのですが・・・

私が所属している(公社)日本アロマ環境協会では『うがいに精油を使用すること』を勧めていません

安全性を考慮してのことです

ですからこの記事はあくまで情報として読んでくださいね!

ティトリー精油は短時間に酸化・変性するため ~中略~ そこで私は耳鼻科医と相談して『ユーカリ精油』を0.01%含む液で鼻うがいを実施してみました。一日2回まで、1週間以上続けず、3日休みながら2か月続けました。

~中略~

この方法が鼻腔感染に安全に、しかも抑制的に作用するか否か、今後の医師管理の下での臨床研究で明確にされることを期待します。

『aromatopia №160 P18』

『鼻うがい』に関しては、薬局等に鼻うがい用の洗浄剤が売っているのでそれを使うのがいいかと思います、鼻腔に入れる洗浄液は、刺激がないように生理的浸透圧に調整しないと痛みを感じるためです

のどに違和感を感じる時は『UHA味覚糖 シタクリアキャンディ』がおススメらしいです この商品中にも精油成分が含まれているらしく、上気道感染を予防できるそうです

まとめ

【予防策】

  1. マスク着用
  2. うがい
  3. 鼻うがい

【有効でありそうな精油】

  1. ティトリー精油
  2. ユーカリ精油

【使い方】

今のところ『芳香浴』『マスク用スプレー』『除菌スプレー』にとどめておいたほうがよさそうです

私がこの記事を書いたのは、すぐ何にでも「精油を使おう」ということではなく、可能性がある療法なのだから今まで通り普通に使っていれば「私(達)自身」に免疫がついて強くなっているのではないかしらん・・・と思っていますが、「最新情報はこんな風になってます 知っておきましょうね~」という理由からです

安全にみなさまが過ごせますように・・・

 

 

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