精油名:ローマンカモミール
学名:Chamaemelum nobile(Anthemis nobilis)
科名:キク科
産地:イギリス、イタリア、ハンガリー、フランス など
抽出部位:花
抽出法:水蒸気蒸留法
ローマンカモミールは強い植物なので、グランドカバーとして植えられることもあるようです。白い花がカーペットのように咲きみだれる所を歩くといい香りがするそうなのですが、我が庭はカモミールが育つ時期が梅雨と重なり、その後の高温多湿が生育には向かないようです・・・
日本でも何十年も前からカミツレとして、化粧品やのど飴などで名前は見聞きしますね。20代前半に【カモミールのハーブティ】の輸入品をプレゼントでいただいたのが初めての出会いです。正直、その頃の私はちょっと苦手な味・・・と感じました。日本の緑茶、イギリスの紅茶のような感じで欧州ではリフレッシュやリラックスにカモミールティ(ティザーヌ)を飲むようです。ただ、緑茶・紅茶・珈琲のようにカフェインを含んでいないのが特徴です。
カモミールには『ローマンカモミール精油』と『ジャーマンカモミール精油』があります。咲いているところをパッと見ると似ているのですが、精油にすると色も香りも成分も異なっています。『ローマンカモミール精油』は薄い黄色で、エステル類を多く含んでいます。エステル類を多く含む精油には『クラリセージ精油』があります。香りは”青りんご”に似ているとよく言われますが、試香紙で原液を嗅ぐと強く感じるので、かなり薄めて実感してください。
昔から【鎮静】によく利用されています。神経過敏だったり、精神面からくる腹痛、ショックな事が起こったなど、大人も子どもにも有益だとされます。キャリアオイルなどに希釈してトリートメントすると落ち着きます。
水虫の原因菌やカビの原因菌を抑えるという【抗菌】に関する報告もあります。
【研究データ】
ヒト細胞にローマンカモミール精油を添加したところ、何も加えない場合と比較して、添加量に従ってコラーゲンの生成量が増加しました。
AEAJ アロマテラピー検定 公式テキスト P127より
上記の研究結果ページには、『ローマンカモミール精油』を1%に希釈したオイルで顔をトリートメントすると【肌のきめが整った】という報告も掲載されています。
寝る前にゆったりとトリートメントすると美肌&よい睡眠が得られるかもしれません! 試す価値ありですね♪