2021年 TOPICの一つのジャンルとして”からだの豆知識”をお届けします
『健康は第一の富である』といわれます
昨年来 健康であることの大切さを身に染みている方も多いのではないでしょうか?
この機会に改めて『自分のからだ』に目を向けてみてください
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健康な人のからだに病原体を入れることによって、さらに重篤な病気から守るという考えは紀元前200年頃の中国にさかのぼる。古代の治療者は、天然痘を防ぐために、天然痘(痘瘡)のかさぶたの粉末を患者の鼻の中に吹き込んでいた。1796年 英国の医師エドワード・ジェンナー(1749~1823)はこの技術をさらに一歩進めて、天然痘と近縁であり比較的有害作用の少ない牛痘を、ある少年に接種した。そして、少年の病気が治った後で、天然痘ウィルスに暴露させたところ、少年は健康状態を維持したというもの。この発見にもとづいてジェンナーは『ワクチン』(英語でvaccine)という用語をつくった。”vaccine”はラテン語で「雌牛」を意味する”vacca”に由来する。
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当時のジェンナーはこの現象の科学的背景は理解していなかったと思われるが、それ以降の研究者達が免疫のはたらくしくみを解明してきた。ワクチンは私達自身の免疫系に働きかけ、来る攻撃に対して準備をしておくものです。弱毒化された無害のウィルス株からワクチンをつくってカラダの中に注入すると、白血球のB細胞とT細胞が活性化され、さたに記憶細胞がつくられる。これらの細胞はカラダの中で数十年にわたって増殖するため、再び同じウィルスに遭遇したときは、特化した白血球の部隊ただちにウィルスを破壊するのです。現在、予防接種は1回の注射だけですむものもあるし、複数回の注射が必要なものもあります。インフルエンザを引き起こすウィルスは、たえず突然変異を起こして変化するので、毎年異なるワクチンが必要となるのです。
『からだの教養365』文響社より
新型コロナウィルス感染症に対するワクチンが現在も研究・開発されていて、既に接種が開始されている国もありますね
そもそものワクチンって何?をお届けしました
医療崩壊を起こさないためにも
私達一人ひとりが感染予防をしっかりすることが大切ですね!