からだの豆知識|睡眠

夜になって目を閉じ、身体を休めても、脳はその活動をやめることはない。睡眠のメカニズムについてようやく理解がすすんできたところによると、睡眠は学習・記憶・身体の回復の重要な部分を担っている。身体にとっては、空気や水、食物と同じように不可欠なものなのだ。

睡眠への移行は多段階の過程があり、身体には多くの変化が生じる。眠気は化学物質アデノシンが血中に蓄積すると誘発される。照明が消えると脳はメラトニンを作り始めるが、これは暗いところではウトウトさせ、明るいところでは目覚めさせるホルモンである。睡眠には、ゆっくりと進む四段階の周期がある。浅い睡眠から深い睡眠へ進み、その後レム睡眠(急速眼球運動)の段階へと進む。レム睡眠の段階においては、速い呼吸、眼球の左右への動き、一時的な四肢の休息などがみられる。レム睡眠中は、夢を見る、夜間に記憶を定着させること、翌日に備えての体力回復やすっきりした目覚めに関わっていると考えられている。

翌日に最適に活動するために、一晩に7~8時間の睡眠を必要とする。長期に渡って睡眠が不足すると、疲労感や機能障害が引き起こされて、糖尿病・心疾患・鬱病のリスクが高まることがある。また睡眠不足は食欲、満腹ホルモンのレベルを変化させるため、寝不足の人は過食になりやすい。

不眠症の発現は、ストレス、こころの動揺、痛み、病気などが引き金になることが多い。数週間以上に渡って不眠症状が続くと、身体が新しい睡眠パターンに慣れてしまうかもしれないので、正常なパターンに戻すために、再訓練が必要になることがある。睡眠を誘導するために、市販の抗ヒスタミン薬または処方箋が必要な睡眠薬を使う。

その他の睡眠障害として、睡眠時無呼吸症候群(気道が塞がれ、就寝中に繰り返し呼吸が停止する)、レストレスレッグス症候群(脚をたえず動かしたいという衝動の為、眠ることができない)、睡眠時随伴症(夢遊病)などがある。

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*レオナルドダヴィンチは、4時間ごとに15分しか眠らなかったと言われている。すなわち合計で1日に1時間半しか眠らなかった。睡眠の研究者はこのような睡眠スケジュールはできなくないが、一時的にしかできないということを証明している。

*最初のレム睡眠は、入眠後約70分~90分で起こる。レム睡眠の1周期は平均すると90分から110分かかる。

*レム睡眠の間は、一時的に四肢が休息するため、夢は頭の中だけで起こる。しかし、レム睡眠行動障害と呼ばれるまれな疾患では、休息が起こらず、夢を演じることがある。その結果、壁に激突したりすることがある。

『からだの教養365』文響社より(一部内容を書き換えています)

睡眠はとにかく大切です

なんだか疲れがとれない・・・

上手く眠れていない可能性があります

『活動』と『休息』のバランスが大切です

とかく『活動』=動くことが少なくなりやすい現代社会ですが

自分なりにメリハリをつけて、夜の『休息』へ移行できるといいです

『休息』への誘いにアロマテラピーはおススメです

スマホは置いて 好きな香りをふわりと漂わせ 幸せな事を考えましょう

眠くなってくるはずです・・・

下記の記事も参考にしてみてください

実はこのフェイシャルも体内時計のバランスを整えてひいては良い睡眠へ導く目的があります

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