からだの豆知識|ヒポクラテス

風が強いですね~ 気温もまたまた下がっているようです

体調管理に気を付けましょう

医学を知っているものは誰でも、ヒポクラテスの誓いについて聞いたことがあるだろう。ヒポクラテスの誓いとは、患者の健康のために医師が常に最善を尽くすことを誓約するものである。古代ギリシアの医師ヒポクラテスは、近代医学の父と呼ばれている。

ヒポクラテスは約紀元前460年から紀元前377年のあいだにコス島に住んでいた。存命中より著名な医師・教師として知られていたが、これほど有名になったのは死後100年経ってからのことである。エジプトのアレクサンドリア博物館が、当時 医学文書を収集しており、それが『ヒポクラテス全集』(ヒポクラテスの論文集)として知られるようになった。

『ヒポクラテス全集』のすべての論文をヒポクラテスが実際に書いたわけではなく、何人かの弟子・信奉者によって編纂されたのではないかと考えられている。これによってヒポクラテスは模範的な医師として知名度をあげたのであった。

ヒポクラテスの論文は簡潔かつ直接的であること、医学の実際的な問題について強調していることで知られる。例えば、【折れた骨の固定】【創傷の治療】【診断法】など広範囲にわたる基本的な処置が記載されており、医学が独立した専門的職業であり、哲学や呪術とは一線を画した科学の一分野であることも明確に示した。

ヒポクラテスは、病気が超自然的な力や神の力によって引き起こされるという迷信を否定した最初の医師であると考えられている。ヒポクラテスの文書の影響を受けて、ヘレニズム期には外科学・薬学・解剖学が発展していった。ヒポクラテスによって示された簡潔な理論は、現代も医師たちを鼓舞しつづけている。

★ ★ ★

*現代も医学校においてヒポクラテスの誓いがなんらかの形で取り入れられている。原文でない理由は、外科処置等が禁止されているからである。

『からだの教養365』文響社より(一部内容を書き換えています)

アロマテラピーでもヒポクラテスは『医学の祖』として学びますね

死後100年経ってから世界的に有名になっていることを当のヒポクラテスは知らないわけですよ

面白いです

最近思います 記録って本当に大切だなぁと

昔は印刷もないから写本

その後 本が出版されるようになり

今は指でパラパラ入力すれば一瞬で全世界にオープンにすることが出来る時代

でもデータをバックアップしておかなければ

機械がこわれれば取り出せなくなります

便利だけど困る事が起きる時代ですね

上手く付き合っていきましょう

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