からだの豆知識|卵巣

今年は桜の満開が早まりそうですね

さて今日は卵巣のお話

女性にとって大切な臓器です

知らない事もあるかもしれないので読んでみてくださいね

卵巣は左右にあり、梅の実くらいの大きさで、真珠色をした2つの組織の塊であり、女性の生殖器系において中心的な役割を果たす。卵巣は卵子を収めるだけでなく、女性ホルモンの『エストロゲン』や『プロゲステロン』を分泌している。これらの女性ホルモンは、女性の生理学のあらゆる面に影響を及ぼす。排卵や月経を調節したり、骨・心臓・乳腺・皮膚などの健康維持を助けている。

卵巣は靭帯によって子宮上部に付着しつつ、子宮の両側から約2.5㎝離れたところに位置している。卵巣は髄質と皮質から成る。皮質を構成するのは、液体で満たされた何万個もの卵胞であり、それが卵子を包んでいる。女性の体内では、生殖年齢のあいだ、毎月、脳の下垂体から卵胞刺激ホルモンが血中に放出される。このホルモンによって、20個ほどの卵胞が成熟を始める。この卵胞からエストロゲンが分泌され、他のからだの部分に妊娠の準備を促す。卵胞が十分に発達すると、2つの卵巣のどちらか一方の卵巣に1個の卵胞だけが表面に上がってくる。次いで、卵胞刺激ホルモンと黄体形成ホルモンの血中濃度が急上昇し、卵胞が破裂して卵巣中の卵子が卵管采に向け放出される。卵子放出の際に破裂した卵巣外層が治ると、その場所でプロゲステロンをつくる細胞が一時的に成長する。過剰なプロゲステロンによって、腹部膨満感・乳房の圧痛・気分変動などの月経前症候群が引き起こされる。

上記のような働きをするので、女性の卵巣は年齢とともに傷だらけになる。閉経する頃には、卵巣はおもに白色の繊維組織で構成されるようになる。

★ ★ ★

  • 卵巣の長さはおよそ8㎝・幅4㎝ほどで、重さは約40gほど
  • 卵巣は女性の性腺、すなわち生殖細胞を創り出す腺組織である。男性の性腺は精巣。
  • 幼少期において、卵巣はきわめて小さな構造であり、機能も最小限である。思春期になると、卵巣は長くなり成熟する。

『からだの教養365』文響社より(一部内容を書き換えています)

女性の卵巣って本当に大切なんです

自分の細胞を破裂させて卵子を放出するんですよ~

毎回修復するわけです

50歳だと・・・排卵が40年続いていると仮定すると

12ヶ月×40年=480回 修復してきたわけですね・・・

お疲れ様ですって言いたいですね

本当に人の身体ってすごい!

自分の身体を労わるきっかけになれば・・・と思います

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