からだの豆知識|白血球

立春です でもここ数日は朝冷え込みそうですね~

白血球は免疫系において重要な役割を果たしている。もし白血球がなければ、私達は病気に対して無防備になることだろう。白血球は、私達の身体に侵入してくるウィルス、細菌、毒素、その他の異物を撃退する。

白血球は、まるで巡回警備員のように血流の中を浮遊しながら、防御を必要とする身体組織からの化学的メッセージを待っている。化学的メッセージを受け取ると、血管壁を通り抜けて、有害な異物を破壊する。大部分の白血球の寿命は数日である。私達の身体は毎日、約1000億個の白血球を作り出している。白血球は骨髄と呼ばれる骨の柔らかい組織で成長し、大きさ・かたち・機能が異なる主要な5つのタイプに分化する。(好塩基球・好酸球・リンパ球・好中球・単球) *血液の大部分は赤血球と血漿から成っていて、白血病は血液の1%くらいを占める。

好塩基球は感染部位を示すマーカー(標識)を分泌する。好酸球・リンパ球・好中球は侵入してきた細菌、寄生虫、ウィルス、カビなどを攻撃する。単球は清掃係をうけもっていて、細菌や死んだ細胞、損傷を受けた細胞を貪食する。

医学分野では、病気の検出や病気からの回復を調べるために、白血球の数を測定する。健康な成人は、血液1マイクロリットル中に、4500から10000個の白血球がある。白血球が低下するのは、骨髄障害によって引き起こされることが多く、感染のリスクが高まる。白血球が増加するのは、身体が感染と闘っている場合が多い。しかし、白血球が高い状態が続く場合、アレルギー・関節炎・白血病など免疫系になにかしらの問題が潜んでいる可能性が考えられる。

『からだの教養365』文響社より(一部内容を書き換えています)

血液中に1%程度の白血球ですが、私達の健康維持には欠かせない存在です

毎日の生活で『おっ!今、白血球が頑張ってるな』と思う瞬間はないですが、私達が元気でいられるのは白血球のおかげですね~

かなり前ですが『はたらく細胞』というアニメをご紹介しましたが、昨日『はたらく細胞BLACK』というのを見ました

BLACKは不健康な人の体内を表現しているようで

通常版が比較的一般的な『体内』だとすると、BLACKは不健康な生活習慣のいわゆるブラック企業的な『無理をさせる体内』のようです

面白かった

興味のある人は是非!

関連記事

  1. からだの豆知識|【ワクチン接種】

  2. からだの豆知識|糖類

  3. からだの豆知識|赤血球

  4. からだの豆知識|ウィルス

  5. からだの豆知識|アミノ酸

  6. からだの豆知識|【免疫】