ガットフォセのアロマテラピー|【2章】精油の分類

精油の分類

精油には化学的機能を持つ成分が含まれる。そのうちもっとも単純な成分がテルペン系を構成する炭化水素である。その他の成分もほとんど分類が可能である。

  • アルコールは水酸基(OH)の特徴を示す
  • アルデヒドはアルデヒド基(CHO)の特徴を示す
  • ケトンはケトン基(CO)の特徴を示す
  • 酸はカルボキシル基(COOH)の特徴を示す
  • エステルは酸とアルコールの化合物である

シャラボーとデュポンは各精油に含有される上記の成分について、質量分析に基づいて精油の合理的な分類体系の確立を試みた。

  1. 第一分類はテルペンアルコールとアルコールのエーテルを主要成分として含有するエッセンス
  2. 第二分類は主にアルデヒドを含むエッセンス
  3. 第三分類はケトンを特徴としたエッセンス
  4. 第四分類はラクトンを含むエッセンス
  5. 第五分類はフェノール系エッセンス
  6. 第六分類はアルデヒドとフェノールを含むエッセンス
  7. 第七分類はオキシドのエッセンス
  8. 第八分類はテルペンおよびセスキテルペンを主として含むエッセンス
  9. 第九分類は主要成分に脂肪族アルコールエーテルを含むエッセンス
  10. 第十分類は硫黄化合物を含むエッセンス
  11. 第十一分類は未知の成分を含むエッセンス

シャラボーとデュポンによる分類は医療への適用を考慮してテルペンを含まない内容に置き換える必要がある。テルペンにはほかの成分を遮蔽および変性させる特質がある。よってテルペンレス・エッセンスを用いることが望ましい。

『アロマテラピー』ルネ・モーリス・ガットフォセ(フレグランスジャーナル社)より(一部 内容を書き換えています)

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ガットフォセは『テルペンレス』を強調しています、編著者のロバート・ティスランドは『テルペンレス精油の入手は可能だが、コスト高であり、天然精油の全体性と異なる』としています

確かにテルペン類は酸化や重合しやすい特徴があるので『医療への適用を考慮して』あくまで医薬品的な使用を視野にいれているのだとすれば解らなくないですが(成分が変化してしまうため=目的成分でなくなるため)、現代のアロマテラピーでの精油使用とは違っていますよね

精油の開封後の使用期間や保管について、注意喚起されるのはこのような理由もあります、でも精油は全ての成分が織りなす恵みを利用するのが今のところの民間での使用法ですよね

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